植物生理の原理で育てる、自給・発芽ナレッジベース
作物名や今の気温から、発芽適温・光要求性・失敗回避のポイントを逆引きできます。
レタス(玉レタス)
Lactuca sativa
好光性種子のため覆土は厚くしすぎない。乾燥を防ぐ程度にごく薄く覆う。
トマト(固定種)
Solanum lycopersicum
トマトの種子は嫌光性(暗発芽性)のため、覆土は3〜5mm程度としっかりかぶせる。覆土が薄すぎたり省略したりすると発芽が不揃いになりやすい。
ハツカダイコン(二十日大根)
Raphanus sativus var. sativus
直根性(taproot)のため根が一度傷つくと再生・肥大しにくく、移植を嫌う。育苗せず畑やプランターに直まきし、間引きだけで密度を調整するのが基本。
エダマメ(枝豆)
Glycine max
種子を一晩水に浸ける「浸水」は厳禁。エダマメの種皮は薄く吸水性が高いため、浸水すると吸水しすぎて種が割れたり、土中で腐敗する原因になる。乾いたまま播種し、覆土後の水やりで自然に吸水させること。
シソ(青ジソ/大葉)
Perilla frutescens var. crispa
好光性種子(発芽に光を必要とする)のため、覆土は種が隠れる程度にごく薄く(5mm前後)。厚く覆うと発芽率が大きく下がる。
キュウリ
Cucumis sativus
発芽適温は25〜30℃、発芽限界は8〜35℃(最高限界35℃・最低限界8℃)と幅はあるが、キュウリは低温に弱い野菜。定植の目安も最低気温10℃以上・最低地温15℃以上になってからで、露地栽培では5月上中旬が一般的。晩霜の心配がなくなるまで種まき・植え付けを急がない。
ニンジン
Daucus carota subsp. sativus
好光性種子(光が当たらないと発芽しにくい)のため、覆土は5〜10mm程度とごく浅くする。厚く覆土すると発芽率が大きく下がる。
ホウレンソウ
Spinacia oleracea
種子は硬い果皮に包まれ吸水しにくいため発芽が遅れがち。播種前に水に一晩浸けて吸水させると発芽が揃いやすくなる(発芽促進処理済みのエボプライム種子は浸水不要)。
インゲン(つるなしいんげん)
Phaseolus vulgaris
根に共生する根粒菌が空気中の窒素を固定するため、チッソ肥料を多く与えすぎると「つるぼけ」(葉ばかり茂り着莢が遅れる)を招く。元肥は10㎡あたりチッソ150g程度(つるなし種)を目安に控えめにし、リン酸・カリを効かせる。
コマツナ(小松菜)
Brassica rapa var. perviridis
発芽適温は20〜25℃だが、発芽できる温度は5〜35℃と非常に幅広く、低温でも比較的発芽しやすいため、真夏・真冬を除きほぼ周年で播種できる初心者向けの葉物野菜。