ホウレンソウ
Spinacia oleracea
中間
発芽データ
0℃40℃
発芽適温 15〜20℃(限界 4〜35℃)
- 覆土の深さ
- 15 mm
- 発芽までの日数
- 5〜7日
前処理: 種子は硬い果皮(種皮)に覆われており、そのままでは吸水しにくく発芽が遅れ・不揃いになりやすい。硬実傾向を打破するため、播種前に一晩(半日〜一晩程度)水に浸けて吸水させると発芽が揃いやすくなる。ただし種苗会社が果皮を薄く加工した「エボプライム種子」等の発芽促進処理済み種子は浸水不要でそのまま播種する。
土壌環境・生育条件
- 好適pH
- 6.3〜7
- 根のタイプ
- 直根型(移植を嫌う)
- 必要日照時間
- 4時間以上/日
相性の良い植物
ネギニンジンゴボウピーマンブロッコリー
混植を避ける植物
フダンソウ(スイスチャード)テーブルビートオカヒジキ
自立・自給性指標
- 種子寿命
- 3年
- 自家採種難易度
- 難しい
- 受粉様式
- 他家受粉
- カロリー効率
- ★★☆☆☆
カロリー効率は可食部18kcal/100g・目安収量1.11kg/㎡を元にした品目間の相対評価です(出典なし・サイト独自の算出値)。
失敗回避チェックリスト・原理原則
- 種子は硬い果皮に包まれ吸水しにくいため発芽が遅れがち。播種前に水に一晩浸けて吸水させると発芽が揃いやすくなる(発芽促進処理済みのエボプライム種子は浸水不要)。
- 酸性土壌に極めて弱く、最適pHは6.3〜7.0。pH5.5以下では発芽不良や子葉の黄化、根の褐変・枯死が起こるため、播種の1カ月ほど前に石灰質資材でpH6.5を目安に矯正しておく。
- 発芽適温・生育適温はともに15〜20℃と冷涼な気候を好み高温に弱い。25℃以上で発芽率が低下し35℃以上では発芽不能になるため、夏まきは避けるか遮光・冷涼な時期を選ぶ。また日長13時間以上で抽苔が進みやすいので、長日期の栽培では晩抽性品種を選ぶ。
- 直根性で地上部以上に根が広がり深く伸びる一方、移植を嫌うため必ず直まきする。耐湿性は野菜の中でも特に弱いため、うねを高くするなど排水対策を行う。
- コンパニオンプランツとしてネギ類(葉ネギ・九条ネギなど)を混植すると、根に共生する拮抗菌の働きで萎凋病の発生が抑えられる。逆に同じヒユ科(旧アカザ科)に近縁なフダンソウ・テーブルビート・オカヒジキなどは害虫を呼び合いやすいため、近くに植えるのは避ける。
データ出典
- タキイ種苗「タキイのホウレンソウ栽培マニュアル」 — 発芽適温(15〜20℃)、発芽限界(4℃まで可能/25℃以上で発芽率低下/35℃以上で発芽不能)、生育適温(15〜20℃)、覆土の深さ(1〜2cm)、播種から発芽(子葉期)までの日数(5〜7日)、最適pH(6.3〜7.0)とpH5.5以下での生育障害、直根性で耐湿性が弱いこと、エボプライム種子(発芽促進加工種子)の説明、雌雄異株(比率ほぼ1:1)であることを確認
- マイナビ農業「『ホウレンソウの種は浸水してまく』が正解?【枯れ専かーちゃんのベランダ菜園】」 — 種子が硬いカラ(果皮)に包まれ吸水しにくく休眠・硬実化しやすいこと、播種前に水に浸けて吸水させると発芽が揃いやすくなることを確認
- 野菜大図鑑「ほうれん草を植えたい!発芽条件に光は必要ないって本当?」 — ホウレンソウの種子が好光性・嫌光性のいずれでもなく中間性(光要求性なし)であることを確認
- アタリヤ農園「野菜の日照条件」 — ホウレンソウが半日陰(目安3〜4時間程度の直射日光)でも栽培可能な半陰性寄りの野菜に分類されていることを確認し、必要日照時間の目安として採用
- 家庭菜園コツ「ホウレンソウと相性の良い野菜(コンパニオンプランツ)は?」 — 相性の良い植物(葉ネギ・ニンジン・ゴボウ・ピーマン・ブロッコリー等)と、相性が悪い植物(フダンソウ、テーブルビート、オカヒジキ等の近縁種で害虫を呼び合う)を確認
- グリーンマーケット「野菜の種の有効期限は?種の保存方法も解説!」 — ホウレンソウが常温保管時の種子寿命2〜4年の「常名種子」に分類されることを確認し、実用値として3年を採用
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」ほうれんそう 葉 通年平均 生 — 可食部100gあたりのエネルギー(18kcal)を確認
- 農畜産業振興機構(alic)「ほうれんそうの需給動向」 — 令和5年産ホウレンソウの全国平均10a当たり収量(1.11トン)を確認。商業栽培統計のため家庭菜園の目安として1.11kg/㎡に換算して採用
最終確認日: 2026-09-21