エダマメ(枝豆)
Glycine max
嫌光性
発芽データ
0℃40℃
発芽適温 25〜30℃(限界 10〜35℃)
- 覆土の深さ
- 15 mm
- 発芽までの日数
- 5〜10日
前処理: 浸水は厳禁。エダマメ(ダイズ)の種子は種皮が薄く吸水性が非常に高いため、播種前に一晩水に浸けると急激に吸水しすぎて種割れを起こしたり、土中で腐敗しやすくなる。乾いた種子のまま播種し、覆土後の潅水で自然に吸水させる。また発芽に時間がかかるほど種子が腐敗しやすくなるため、最低地温15℃以上を確保できる時期にまくことが重要。
土壌環境・生育条件
- 好適pH
- 6〜6.5
- 根のタイプ
- 直根型(移植を嫌う)
- 必要日照時間
- 6時間以上/日
相性の良い植物
トウモロコシナスキュウリレタスシュンギクコマツナ
混植を避ける植物
ネギニラタマネギ
自立・自給性指標
- 種子寿命
- 2年
- 自家採種難易度
- 易しい
- 受粉様式
- 自家受粉
- カロリー効率
- ★★★☆☆
カロリー効率は可食部125kcal/100g・目安収量2.9kg/㎡を元にした品目間の相対評価です(出典なし・サイト独自の算出値)。
失敗回避チェックリスト・原理原則
- 種子を一晩水に浸ける「浸水」は厳禁。エダマメの種皮は薄く吸水性が高いため、浸水すると吸水しすぎて種が割れたり、土中で腐敗する原因になる。乾いたまま播種し、覆土後の水やりで自然に吸水させること。
- エダマメはダイズと同じく根に根粒菌が共生し、生育に必要なチッソ成分量の30〜50%を根粒菌からの供給に依存する。元肥のチッソを施しすぎると根粒菌の働きが弱まり、逆に茎葉ばかり茂って着莢が悪くなるので、チッソ肥料は控えめにする。
- 発芽適温は25〜30℃と高め。15℃では発芽が遅れ、10℃以下ではきわめて発芽不良となるうえ、発芽に時間がかかるほど種子が腐敗しやすくなるため、最低地温15℃以上が安定して確保できる時期(一般地で5月上旬以降)にまく。
- 嫌光性種子のため、覆土は種子の2〜3倍(約1〜2cm)の厚さをしっかり確保し、光を遮ること。覆土が薄すぎると発芽率が下がる。
- 開花初期の7〜10日間は落花・落莢が最も起こりやすいデリケートな時期。この時期に水切れ・肥料切れ・高温/低温にさらすと着莢率が大きく落ちるため、開花期の潅水と肥効維持を徹底する。
データ出典
- タキイ種苗「タキイのエダマメ栽培マニュアル」 — 発芽適温(25〜30℃、15℃で遅延・10℃以下で発芽不良、発芽が遅いと種子腐敗)、覆土(種の2〜3倍・約1〜2cm)、播種目安(最低地温15℃以上)、生育適温(20〜25℃)、株間・うね幅、根粒菌によるチッソ依存率(30〜50%)、収穫までの日数(早生70〜75日など)を確認
- GreenSnap「枝豆の種まき時期はいつ?発芽日数はどれくらい?」 — 発芽日数の目安(5〜10日程度)、地温18℃以上で発芽が早まる点を確認
- 農業屋「枝豆の種を蒔く際の浸水」に関するQ&A・栽培コラム(Yahoo!知恵袋/農業屋まとめ) — エダマメは種皮が薄く、浸水すると吸水しすぎて種割れ・腐敗を招くため浸水は避けるべきという実践的知見を確認
- マイナビ農業「エダマメ(枝豆)・ダイズ(大豆)と相性の良いコンパニオンプランツは? 組み合わせNGの野菜とその理由まで解説」 — コンパニオンプランツ(トウモロコシ、ナス科、キク科、アブラナ科野菜等)、ネギ類(ネギ・ニラ・タマネギ等)との混植がNGな理由(根粒菌の働きが阻害される)を確認
- 小庭菜園ブログ/プリメロ菜園通信ほか「トウモロコシと枝豆の混植」 — マメ科の根粒菌による窒素供給とトウモロコシの相性、半日陰でも生育可能な点を確認
- 野菜の育て方サイト等「枝豆の好適土壌pH」 — 好適土壌pH(6.0〜6.5)を確認
- Yahoo!知恵袋「枝豆の発芽率が悪いです」への回答(嫌光性種子の解説を含む) — マメ類(エダマメ含む)は嫌光性種子であり、光を必要とせず暗い環境で発芽する点を確認
- GreenSnap「枝豆栽培に肥料はいらない?摘心や水やり頻度などの育て方と収穫方法」ほか栽培ガイド複数(6時間以上の日照が必要) — エダマメの生育に必要な日照時間(1日6時間以上)を確認
- サブロ~CEOのアスパラ日記「枝豆1株収穫量|枝豆1株大きさ|枝豆手作業収穫」 — 1株あたりの収穫量の実測目安(約400g)を確認。タキイ栽培マニュアルの株間25cm×うね幅55cm相当の栽植密度(約7.3株/㎡)と掛け合わせ、家庭菜園での目安収量として2.9kg/㎡を算出
- 農林水産省「大豆の農業技術情報(ダイズの宿主情報)」 — ダイズ(エダマメ)が閉花受粉性が高く自家受粉する作物であることを確認
- やみつき枝豆/のらぐらし「エダマメ・ダイズの自家採種|初心者でもできる種採りの方法を解説します!」 — 固定種であれば自家採種が比較的容易であること、莢を完全に乾燥させてから採種する方法を確認
- 農業関連情報まとめ「ダイズ種子の室温保存時の寿命(約2年程度)」 — 低温低湿(−1℃・湿度30%)の管理下ではダイズ種子寿命は15年超と推定される一方、日本の高温多湿な夏季を経る常温(室温)保管では実用的な寿命は概ね2年程度に短くなる点を確認し、家庭での常温保管を前提に2年を採用
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」えだまめ 生 — 可食部100gあたりのエネルギー(125kcal)を確認
最終確認日: 2026-09-21